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ウエストオーストラリア旅行4 Broome <WestAustralia-Australia> 2007年6月20日〜7月4日 |
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世界一周旅行ウエストオーストラリア旅行編
ブルーム 感動の月への階段!! Broome
>>ぐぉー!感動の月への階段 Staircase to the Moon(2007,7,1〜7.3)
>>壮絶!歩け歩けツアー!! Minyirr Park Barrgana Walk(2007.7.2)
>>アフタヌーンチーに誘われた!! ブルーム Broome (2007.7.4)
>>オーストラリアの写真館へ(Photo Gallery Australia)
オーストラリアのリンク >>ラーリアビール >>オーストラリアのホテル >>オーストラリアの交通 |
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ぐぉー!感動の月への階段 Staircase to the Moon (2007,7,1〜7.3) |
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<7月1日 月への階段 タウンビーチ>
月の階段を見るためにブルームへやってきたのだ。月の階段を見るために、ブルームに2週間も滞在した。最初は暇な町だなと思っていたが、素晴らしい仲間と出会うチャンスがあり、あっという間の2週間だった。
ブルームに着いたのは、6月20日。ホントはコーラルベイを出た後、ポートヘッドランドに滞在して、カリジニへの安いツアーを探す予定だった・・・。
予定通り、ポートヘッドランドに到着。ビジターセンターに行き
生ビ「バッパー探してるんですけど」
スタッフ「この町にはバッパーは1軒もないよ」
生ビ「ほう!そーするってーと、イチバン安い宿は?」
スタッフ「$170になりまぁーす!」 (この辺のバッパーの相場はだいたい1泊$22です)
生ビ「ぐふぅっ!・・・。 そーすっとー、えーっと、んーっと」
スタッフ「バスに戻った方がいいと思いますよ・・・。」
と、ボクの姿を上から下まで眺めて、この街ではムリだと察してくれたらしい。
グレイハウンドのバスにダッシュで戻り、たどり着いたのがブルーム。結局、コーラルベイから19時間のバスの旅だった。
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お祭りの雰囲気 |
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この日ばかりは人がたくさん |
さて、待ちに待った7月1日。
ブルームでの散歩ルートのタウンビーチへ向かう。いつもは人も少ないビーチもこの日ばかりは人だかりが・・・。マーケットに出店している店もタウンビーチに移動!!お祭りの雰囲気だ。
世界的にも自然現象で、宿の予約も取りづらい状況だけど、日本の花火大会のように込み合うわけでもない。早めに来すぎたか・・・。
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月の階段を狙う人だかり |
適当にブラブラしていると、かなり古いカメラをぶら下げてるカワイらしいチビ娘に声をかけられる。
「ちょっとのぞかして!」とファインダーを除くと、右脇に露出計の針がガチョ〜ン!
「おー、すげぇー!」
結局、カメラ娘と一緒に月の階段を見ることに。いつも一人で寂しいボクにとってはかなりウレシイ出会いだ。
タウンビーチの左側に突き出した半島のようなところが人気スポットだ。その先っちょまで行くとカメラを三脚に乗せた人たちで一杯。しょうがないので、先っちょの崖を少し降りたところに陣取って、月が出るのを待つ・・・・。
6時6分だったか、7分だったか・・・、とにかく、そこら辺に、水平線からオレンジ色の月が顔を出した!!
その瞬間から約20分間、感動のショーの始まりだ!
今まで見たことありますか?
ボクはこの時が始めて!水平線からオレンジ色の月が昇るのを見たのは!
ゆっくりと月が昇る・・・。信じられないくらいオレンジだ。
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ニョキッ! |
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ニョキニョキッ! |
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階段が伸びてきた!! |
ニョキっ!ニョキニョキッ!
太陽が昇ると周りが明るくなってしまうんだけど、月が昇っても周りは当然暗い!
黒とオレンジだけの世界。
2色だけでこんな迫力を出せるのか・・・。
こんなに表現できるのか?!
写真がヘタなので月のウサギちゃんが写らなかったけど、ホントは見えます。
<7月2日 月への階段 マングローブリゾートホテル>
月の階段二日目。
向かったのはマングローブリゾートホテル。タウンビーチに並ぶ月の階段の見所で有名な場所。
ここからは川をはさんで月を見ることになるので、階段が途中で途切れてしまう。
んだども!月が顔を出す瞬間から始まるディュリドゥの生演奏。 ディジュリドゥの音はトランスミュージックの1つだ。
満月の夜は犯罪率が上がると子供の頃に聞いたことがある。なんだか、とっても雰囲気がある!
ここではパースで出会った仲間と、例のカメラ娘と一緒に月への階段を楽しんだ。
この日は、月のウサギちゃんが写るように写真撮ってみました。そうすると階段部分が暗くなっちゃうんだよね・・・。
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くっきりウサギが! |
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階段が伸びる |
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ディジュリドゥもクライマックス |
<7月3日 月への階段 マングローブリゾートホテル>
この日はカメラは持たない!!
パースからの友達と、旅の途中で会った友達、ブルームでの同部屋の台湾人と一緒に向かう。
途中、ボトルショップでビールを買って、ホテルの庭にに忍び込んで、満月を眺めながらディジュリドゥをBGMにビールを飲む。
これが、最高!!最高!!最高!! |
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ブルームの夜明け |
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出発前に発見! |
<歩け歩けツアーに出発!!>
「歩け歩けツアー!!」(正式名称はMinyirr Park Barrgana Walk)を発見したのは、滞在していたKK YHAの掲示板。朝7時集合、約4時間のウォーキングツアーで昼飯が付いて、無料ということだ。
旅人山口こーじが注目したのは、「無料」「昼飯付き」
・・・・うむ!参加!!
同部屋の女の子も興味があったらしく、一緒に参加することに。
集合は7時だったけど、朝日が見たいってことで、5時起きの6時出発となりました!
集合場所はマングローブリゾートホテルの近くの丘。
あいまいだね・・・。
同宿の女の子二人と朝日を見て、適当に時間を潰して、集合時間に集合場所へ来たものの、我々3人だけ・・・・。
まー、マイナーなツアーだからね・・・。7時を過ぎた頃から、パラパラと人が集まってきた。オーストラリア人だね・・・。
なんだかんだで、7:20頃ガイドらしき人が到着!なんの合図もないままツアースタートだ。
「オーストラリア時間だね」
というと、隣のラーリア人のオバサンが「ブルーム時間だね」って言ってた・・・。
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がーっと砂丘を下ってスタート!下はマングローブ林 |
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キレイな三段重ねの景色 |
マングローブリゾートホテル脇の砂丘からスタートスタート!アボリジニーガイドの説明の後、一気に砂丘を下る!
その後は、海岸線沿いにひたすら歩く!!砂浜あり、岩場ありのバラエティー豊かな海岸だ。
途中、海岸線を寄り添って歩く男二人を発見!!(右上の写真) ・・・男ふたり?!
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お揃いのポーズで |
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岩山も |
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オーストラリア版ムツゴロウさん? |
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ありがたい!冷たい水だ!! |
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とうとう道なき道に・・・ |
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また海だ!! |
・・・・まー、しょうがない!
しばらく海岸を歩いたところで、日陰で休憩。そして、アボリジニーガイドの説明だ。
このツアーで仲良しになったのが、パースから来ているイアン。ガイドの説明の後は、必ず寄ってきて
「こーじ、今の説明はわかったか?」
と、聞いてきて、分かりやすく説明しなおしてくれるナイスなおじさんだ。ちなみに岩山に登るスタイル抜群のオジサンがイアンです。
海岸線から岩山を登ったところで冷たい水を補給。この日はスゴイ暑さだ・・・。
水分補給の後は、ガイドのムツゴロウが訳の分からん方向へ進んでいく。
「おい!そこは道じゃないですよー!」
と言っても、ムツゴロウはおかまないなしに進んでいく・・・。裸足のくせに・・・。
数分だけ草むらを歩くと、再び海岸に出た!またまた、炎天下の中ビーチをひたすら歩く!!不思議と海岸の風景もいろんなパターンがある。さらには砂の色も赤かったのに、いつのまにか白に変わってる。
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何層にも積み重なった岩 カルバリ風 |
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次はモコモコ丸い岩 |
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次は柱上の岩 ピナクルズ風 |
砂浜、岩山、ブッシュと想像以上に過酷な歩け歩けツアー。
だけど、オジさん、オバさん、なかにはオジイチャン、オバアチャンと言ってもいいような人達や、ちっさい子供まで、暑い中を元気に歩いてる。かつてやせマッチョ部だった私も負けてられない。
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チビッコもガムばる!! |
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アボリジニーのガイドさん |
この歩け歩けツアーでは、アボリジニーのガイドさんが、ところどころで説明をしてくれる。アボリジニーの人たちに伝えられている物語を話してくれるのだ。
このガイドさんがオモシロイ。
「ここら一帯は、アボリジニーの言葉ではこう呼ばれてます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・、□△!卍?△!」
って言う具合で、アボリジニーの言葉の説明になると、思い出すのにやたら時間がかかる。
「むむぅー」って言って、頭を抱えてる写真を撮ればよかった・・・。
時には、「あれ?ド忘れしちゃって思い出せないのかしら?ガムばって!」と心配になってしまうくらいのタメが入る時がある・・・。愛嬌のあるガイドさんだったな。手作り感満天で地元密着型ツアーなんだ。うれしい。
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フルーツを食べてリフレッシュ |
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おいおい!そこに入ってくの? |
「いったい、今どこらへんまで来てるんだろ?」
終わる気配のないウォーキング。また、海岸から岩山を登るとそこ待っていたのは、4WDの車。とうとう終わりか?タダ飯か?この時、すでに11:30くらい。予定通り、約4時間ひたすら歩いた。暑さでクタクタだ。
と、車の中にはリンゴとオレンジだけ・・・。なんだよ!無料の昼飯ってこれかよー!
そうだよな・・・、タダなんだもんな・・・。グスッ・・・。
というのは勘違いだったみたいで、タダの休憩でした。リンゴのオジサンが言うには、「ここまでで半分ちょっとくらいだ、頑張れよー!がっはっは!」
どうやら約4時間の「約」ってのが、かなり幅広い意味を持ってみたいだ。
再び海岸をしばらく歩くと、今度は丘に登り始めた。
すると、そこには舗装されてないけど車道があった。でも、ガイドのムツゴロウは車道を無視して、ガサガサと草むらに入っていく。とうとうブッシュウォーキングのスタートだ・・・。
どんな道が待ってるのか全く分からない。どこに向かってるのかもわからない。
どれくらいかかるのかも分からない。はぐれないように、タダタダ前の人の背中を追う!
このブッシュ、かなり険しく。みんな肩や腕、足には切り傷、擦り傷を作って歩いていた。
背の高い草むらに隠れてしまって、見えない倒木につまずいて転んでしまい、ズボンが破けてしまったオバさんもいた・・・。
どういうところを歩いているかは下の写真を。
前の人の背中が見えますか?この茂みを、まっすぐ掻き分けながら進むんです!
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ブッシュを歩くツアー |
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この画面をまっすぐ進んでくんです |
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ここもまっすぐ!かきわけて進む |
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休憩中のムツゴロウ |
ヨロヨロと蛇行しながら、草を掻き分け、木の枝を掻き分けながら、猛暑の中を進む。
ブッシュを歩き始めてすでに1時間が経過・・・。暑い!
ペットボトルの水はすでにお湯になっちゃってるけど、ひょっとして大事に飲んだほうがいいのかな?熱中症なのか、軽く頭が痛い・・・。
コイツ道に迷ってんじゃないの?他の参加者からも、そんな疑いの声がチラホラ・・・。
方位磁石をチラチラとチェックすると、蛇行しながらもなんとなく北に向かって歩き続けている。
何度か木陰で休憩を取りながら進むも、かなりバテてきた。信じられないのはムツゴロウをはじめとする年配の方々。すごい体力だ。そして、ムツゴロウも裸足だが、なかには裸足で上半身裸で子供をおんぶのオジサンまでいる。
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カワイらしい花を発見 |
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ちっさい花を発見 |
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さすがにおネム |
途中、いくつかカワイらしい花を発見。すっごい小さい花だけど、カラッカラに乾いた灼熱のブッシュでよくもこんなにキレイに咲いてるもんだと感心。
なんともみずみずしくキレイ!花に元気をもらったカンジの旅人。
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やっとブッシュを抜けた!! |
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ムツゴロウが指差した道 |
そんなこんなしてブッシュを歩き続けること1時間15分。
ブッシュを抜けましたよ!!車が通れるくらいの小道に出ましたよ!!
生ビ「やったどーぅい!」
ムツゴロウ「じゃー、疲れちゃった人はココで待ってればピックアップが来るから」
生ビ「むむ?」
ムツゴロウ「じゃー、他の人はココ行くよー!」
そー言ってムツゴロウが指差したのは、また草むらだ・・・。
参加者「そこをどれくらい歩くの?」
そうだ!当然の質問だ!いいぞオッサン!いったいどれくらい歩くのさっ?!
ムツゴロウ「だいたい20分くらい歩くね」
ぜってー、20分以上だよ、コイツ。
・・・ピックアップもいいかもなー。
「ブハッ!一緒に来てた女の子が行く・・・。」
「ブヘッ!オバアチャンも行く・・・。」
「・・・・」
「もう日本男児に選択肢はねぇー!」
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ブッシュを突き進む女性達 |
だいたいココまで来て、途中でやめられっか!
ココからはムツゴロウの歩くスピードがいきなり速くなった。
ボクらの前にはオバアチャンが歩いてるから、てんで置いてかれちゃう。道なんてものもないから、すぐ見失ってしまって、「あれ?」なんてことになる。
そうすると「ほっほーい!」だの「いやっふっふぅーい!」だの「うひょーぅい!」だの言って、方向を確認しあう。
そんなだったらゆっくり歩けばいいんだけど、どーも時間がおしてるらしく、かなりのペースで進む。
そのせいか、予定通りの約20分でブッシュを抜けて、なんと!舗装された道に出た!!
と思ったら、やっぱりブッシュアゲイン!!
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また、草むらに・・・。 |
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ゴォォーーール! |
すぐにわき道に・・・。違う!道じゃない!
脇のブッシュにガサガサ入ってく・・・。
もう慣れちゃったね。
だいたいこのツアーで舗装されたトコ歩いたことないし・・・。
最後のブッシュは5分程度。
「ゴォォーーーール!」
やっとこ飯ですよ。
約4時間のウォーキングは結局、6時間でした。
でも、最高の経験!!絶対に参加したほうがいいよ!!
<腹ペコで3人前>
朝飯はシリアルをチョロッと。灼熱地獄の中、砂浜、岩山、ブッシュを6時間歩いた体はメチャメチャ食うよ!!
タダだし!!
主催してるサイドにアボリジニーのコミュニティがいるので、アボリジニーの人たちが焚き火を使って、豪勢な昼飯を用意してくれていた。
元々大食い出身のヤセマッチョは山盛りシチュー2杯とてんこ盛りサンドイッチ、リンゴにオレンジいただきました。
こんな地域密着型のツアーにタダで参加できて言うことなしの大満足!!!!!
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サンドイッチに野菜タップリシチュー |
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おかわり!野菜シチュー |
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焚き火でお料理 |
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イアンのキャラバンにて |
<アフタヌーンチー>
7月4日 ブルームを出発する日
歩け歩けツアーで知り合ったオーストラリア人のおじさんイアンにお茶に誘ってもらった!
歩け歩けツアーの時から優しく話しかけてくれて、親切にガイドの説明を補足してくれたオジサンだ。
ボクが7月4日にブルームを出発すると言うと、「出発の前に、ぜひ、私の滞在しているキャラバンパークに遊びに来て、ワイフに会って、お茶を飲もうよ!」と何度も誘ってくれたのだ。
でも、思いのほか長かった歩け歩けツアーのせいで、タダ飯を食うのに夢中で連絡先を聞くのを忘れてしまった。イアンも帰ってから気づいたらしい。
そこで、一緒に参加した女の子のバイト先に現れて、あらためて誘ってくれたのだ。
我々が滞在している宿まで、わざわざ車で迎えに来てくれた! ランクルだ! さすがラーリア人。
イアンが滞在しているキャラバンパークに着くと、奥さんのスーが出迎えてくれた。もうオバアチャンに近いけど、現役でボディボードをするというから驚きだ。
イアンのキャラバンや設備を見せてもらった後は、木陰でティータイムだ。
日本茶を出してくれたり、クッキーやケーキを食べながら、ゆっくりとお互いの旅の話をして過ごす。
このご夫妻は、日本も大好きで、「この秋は京都の紅葉を見たいんだけど、いつ頃が見頃だい?」とか、日本の観光本を持ち出して、彼らがすでに旅した場所の話を楽しそうにする。
ボクも日本中を旅して周って、京都の写真も山ほどノートパソコンに入ってたので、見せてあげるととても喜んでくれた。
旅先でのこういった出会いに恵まれてホントに幸せでラッキー野郎だ!!
歩け歩けツアーと、イアンお茶会に一緒に行った二人の日本人の女の子には、ホントに感謝です。
Special Thanks アナタ達!
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